更新日:2025年8月3日 | Miyo
プログラミングを学ぶことで、子どもは「考えて動く力」を身につけていきます。スマホやタブレットで使えるアプリも多く、遊びながら学べるため、学習に対する苦手意識を持ちにくいのが特長です。
この記事では、無料と有料それぞれのプログラミングアプリの特長や違いを比較し、注意したいポイントについても具体的にまとめています。
子どもの学びにふさわしいアプリを見つけるために、事前に知っておきたいことを丁寧に解説しています。

中には無料で使えるものも多く、まずは試してみるにはとても良い環境が整っています。また、子どもの考える力や工夫する力が自然と育ち、将来にも役立つ学びになります。
一方で、課金が必要な場合や、使っている端末に対応していないアプリもあります。提供元が信頼できる会社かどうかも確認が必要です。安心して使うためには、親がきちんと内容や仕組みを見ておくことが大切です。
今の時代、こうした学びを身につけた子どもが、これからの日本を変えていく力になると信じています。
無料で使えるプログラミング学習アプリおすすめ8選
遊びながら考える力が育つアプリを集めました。無料でも本格的な内容が多く、自分で描いた絵を動かしたり、ロボットを操作したりしながら楽しく学べます。
対象年齢や内容も幅広く、始めるきっかけに最適です。
アプリ名 | 価格 | 対応機器 | 対象年齢 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
Scratch(スクラッチ) | 無料 | パソコン / タブレット | 小学校低学年〜 | ゲーム感覚で楽しく学べて、作品を世界に公開できる |
教育版レゴ® マインドストーム® EV3 | 無料 | パソコン / タブレット / Android | 10歳〜 | ロボットを動かしながらプログラミングが学べる |
プログラミングゼミ | 無料 | パソコン / タブレット / iPhone など | 1年生〜 | 学校でも使われている安心の教材 |
Viscuit(ビスケット) | 無料 | パソコン / タブレット / iPhone | 10歳〜 | 絵を描いて動かすことで、自由に発想できる |
Progate(プロゲート) | 無料〜月1,078円 | パソコン / スマホ / タブレット | 6歳〜 | 実際のコードを書いて学べる入門アプリ |
Swift Playgrounds | 無料 | Mac / iPad | 4歳〜 | 本格的なコードにふれながらも、直感的に使える |
Springin’(スプリンギン) | 無料 | iPad / iPhone / Android | 5歳〜 | 文字を使わず作品を作り、発表までできる |
タイルズ | 無料 | パソコン / タブレット / iPhone | 低学年〜 | シンプルな命令で人工知能の考え方も学べる |
Scratch(スクラッチ)
アメリカの大学が作ったアプリで、絵やブロックを使って直感的に操作ができます。文字を打たなくてもキャラクターを動かせるので、初めてでも安心です。自分で作ったゲームを世界中の人に見てもらうことも可能です。ゲームを作る中で、考えて試す力が自然と身につきます。
教育版レゴ® マインドストーム® EV3
レゴのブロックを使ってロボットを作り、自分の書いたプログラムで動かせるアプリです。ブロック型の操作から、Pythonなどの本格的な言語も学べます。自分が組み立てたロボットが動くことで、思った通りに動かすために考える力が養われます。センサーや部品も豊富で、幅広く学習できます。
プログラミングゼミ
学校での授業から生まれたアプリで、低学年向けに作られており、安心して使えるのが特徴です。絵やブロックでプログラムを組むので、文字がまだ難しいお子さんでも取り組みやすいです。作った作品を友達と見せ合うことができるので、やる気にもつながります。
Viscuit(ビスケット)
粘土のように動かすという感覚で作られたアプリで、自分で描いた絵を動かして学べるのが最大の特徴です。細かいコードを書く必要がないため、遊ぶ感覚で学習が進みます。他の人が作った作品も見られるので、発想の幅を広げるきっかけにもなります。
Progate(プロゲート)
本格的なコードの勉強が始められるアプリで、HTMLやPythonなど多くの言語に対応しています。スライド形式で図解が豊富なためわかりやすく、覚えたことをすぐに自分で書いて確認できます。実際にコードを書く練習ができるので、将来を見すえた学習が可能です。
Swift Playgrounds
Appleが作ったアプリで、プロのプログラマーも使うSwiftという言語を楽しく学べます。選んでタップするだけでコードが作れるので、英語が苦手でも安心です。自分のプログラムでドローンやレゴを動かすことも可能です。考えたことが動きにつながる感動を味わえます。
Springin’(スプリンギン)
文字を使わずに、自分で描いた絵を使ってゲームやパズルを作ることができるアプリです。作った作品はアプリ内でコインと交換できるマーケットに出せるため、物を作って届ける楽しさが味わえます。数々の教育賞を受賞しており、安心感も高いです。
タイルズ
命令が6つだけというシンプルさで、プログラミングの基本と人工知能の考え方を学べるアプリです。分かりやすいテキストが付いており、初めてでもつまずきにくい内容になっています。応用学習では人工知能に関する基礎の考え方にも触れられるため、より深い理解につながります。
ポイント:無料でも質の高い学びができるアプリを選ぶことで、楽しく続けやすくなります。
有料で学べるプログラミング学習アプリおすすめ3選
学べる内容がより深く、本格的な体験ができるアプリを3つご紹介します。
お金はかかりますが、ドローンの操作や実際のコードの習得など、実践的な力が身につきやすいのが特徴です。
将来を見すえた学びを始めたい方に向いています。
アプリ名 | 価格 | 対応機器 | 対象年齢 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
Tello Edu | 1万7,050円 | iPad / iPhone / Android | 14歳〜 | ドローンをプログラムで動かせる。写真や動画の撮影もできる |
CodeMonkey(コードモンキー) | 年間6,000円前後 | パソコン / タブレット | 8歳〜 | 本格的なコードが学べる。ゲームで進めながら問題解決力も育てられる |
LightBot(ライトボット) | 400〜600円 | パソコン / タブレット / スマホ | 6歳〜 | パズルで遊びながら考える力や順番を大切にする力が身につく |
Tello Edu
- 学べる言語:Scratch / Python / Swift
- 対応機器:iPad / iPhone / Android
- 対象年齢:14歳〜
ドローンを動かしながら、プログラミング言語を学べるアプリです。ScratchやPythonなどの実用的な言語を使って、ドローンを飛ばす・写真や動画を撮ることができます。購入時に付属するミッションパッドを使えば、アクロバット飛行なども可能。ブロックプログラミングで操作するので、難しく感じずに始めやすいのも特長です。
CodeMonkey(コードモンキー)
- 学べる言語:CoffeeScript(JavaScriptに近い)
- 対応機器:パソコン / タブレット
- 対象年齢:8歳〜
かわいいキャラクターを動かすゲームのような学習で、本格的なコードが自然と身につきます。英語のインターフェースですが、日本語訳付きのコースも用意されているため安心です。ステージを進めながら、問題を見つけて考え、答えを導き出す力を育てていけます。
LightBot(ライトボット)
- 学べる内容:順序・繰り返し・条件分岐などの論理構造
- 対応機器:パソコン / タブレット / スマートフォン
- 対象年齢:6歳〜
パズルを使って考え方の基礎をしっかり学べるアプリです。キャラクターを目的地まで動かすには、どの命令をどの順番で並べるかを考える必要があり、自然とプログラミングの流れが身につきます。画面もシンプルで、直感的に理解しやすいのが特徴です。
有料アプリは、実際に動く体験や深い知識の習得を通して、より実践的な力を育てる学びに向いています。
【子ども向け】プログラミングアプリを選ぶときの気をつけるポイント
アプリ選びには、安心して使えるかどうかをよく見ることが大切です。
課金や対応機種、安全性など、親として確認しておきたい点を整理しています。
大切なお子さまがトラブルなく使えるようにするために、知っておいてほしい情報です。
アプリの中でお金がかかることがある
無料と書かれているアプリでも、途中からお金がかかる場合があります。子どもが気づかずに課金してしまうこともあるため、どこまでが無料かを事前にしっかり確認することが大切です。安心して使うために、保護者がアプリと端末の管理を行うことが重要です。
- 保護者が使う端末の設定や情報を管理します。
- 無料でどこまで使えるか、最初に確認しておきます。
- 子どもが知らないうちに課金しないよう注意が必要です。
- アプリ内の表示や説明を落ち着いて読んで使い方を理解します。
- クレジットカード情報の入力状態を必ず確認します。
無料アプリでも油断せず、保護者の管理で安全に学べる環境を整えることが大切です。
使うスマホやタブレットに合っているかを調べる
アプリが使える機器かどうかを、事前にしっかり確認することが大切です。せっかく子どもがやる気になっても、使えない端末だと学ぶ機会を逃してしまいます。iOSだけ、またはAndroidだけのアプリもあるため、おうちの端末との相性をあらかじめ確認しておくと安心です。
- スマホかタブレットか、どちらで使うかを考えておきます。
- 使いたいアプリの公式情報を必ず確認します。
- パソコンでの利用可否もチェックしておきます。
- iOSかAndroidか、自宅の端末の種類を確認しておきます。
- 対応していないと、子どものやる気が下がる原因になります。
アプリを選ぶ前に、自宅の端末で使えるかをしっかり確認することが重要です。
アプリを作っている会社が安心できるかを確認する
アプリを選ぶときは、誰が作ったものかをしっかり確認することが大切です。安心できる会社や専門家が関わっているものは、内容も信頼しやすく、学びも安定します。評価や口コミを見て、使った人の声からトラブルの有無もチェックしておきましょう。
- 利用者の口コミや評価を確認します。
- 広告が多すぎるアプリは避けた方が安心です。
- 会社の公式サイトやサポート体制もチェックします。
- 専門家が監修しているかどうかを見ることも大切です。
- インストール数が多いかどうかで信頼度を判断することができます。
安心して学ぶためには、信頼できる会社が作っているかを必ず確認することが重要です。
【子ども向け】プログラミングアプリを使うことで得られるよいこと
アプリを通じて、子どもは遊びながら考える力を育てていきます。
好きな時間に、好きな場所で、自分のペースで学べるのも大きな魅力です。
将来の選択肢を広げるきっかけになる、大切な経験になります。
ゲームのように楽しみながら学べる
プログラミングアプリには遊びの要素が多く取り入れられており、ゲーム感覚で楽しく学べるように作られています。勉強が苦手な子でも、遊んでいるうちに自然と考える力が育つのが魅力です。楽しさを感じながら始められるため、途中であきらめにくく、学びが続きやすいのも特徴です。
- キャラクターや音楽で楽しさが広がります。
- 失敗しても何度でもやり直せるので安心です。
- ゴールに向かって考える力が自然と身につきます。
- ルールや手順を楽しみながら覚えられます。
- 続けることで自信につながりやすくなります。
楽しさがあることで、自然と学びが続き、プログラミングへの関心が育ちます。
プログラミングアプリは、スマホやタブレットですぐに始められる手軽さが魅力です。特別な準備がいらないので、やってみたいと思ったときにすぐ学習を始められます。しかも無料のものも多く、まずは試してみたいという方にもぴったりです。
- スマホやタブレットがあればすぐに使えます。
- ダウンロードするだけでスタートできます。
- お金をかけずに試せるアプリもあります。
- 場所を選ばずどこでも学べます。
- むずかしい設定が不要なので安心です。
はじめの一歩がとてもやさしく、すぐに学びにふみ出せる環境がそろっています。
すきなときにすきな場所で学べる
プログラミングアプリは、スマホやタブレットでも使えるものが多く、時間や場所にしばられずに学べます。自分のペースで進められるので、集中しやすく、続けやすいのが特長です。自宅でも外出先でも、思い立ったときにすぐに取り組めるため、日常の中で自然と学習の習慣が身につきます。
- 通学前や寝る前など、すき間時間に取り組めます。
- 急がず、自分のペースで進められます。
- タブレットやスマホで、どこでも学べます。
- 時間が合わなくても、いつでも再開できます。
- 家族がいる時間帯でも静かに学べます。
いつでもどこでも取り組めることで、プログラミングが日常に自然となじみます。
考える力が自然と身についていく
プログラミングアプリでは、正しい順番で命令を組み立てる必要があるため、自然と考える力が育ちます。 何度も試して直す過程をくり返すことで、「どうすればうまくいくか」を筋道立てて考える力が身につきます。これがロジカルシンキング(論理的思考)です。将来にも役立つ力として大切にしたい力です。
- ゴールに向かって考える力がつきます。
- 順番や条件を意識して取り組むようになります。
- 失敗してもなぜうまくいかなかったかを考える力が育ちます。
- 正しい命令の流れを組み立てる経験が増えます。
- 何度も試して成功までたどりつく力がつきます。
論理的に考える力は、学びだけでなく人生全体の力となる重要なスキルです。
子どもの成長に合ったアプリを選べる
プログラミングアプリは、子どもの年齢や理解度に合わせて選べるのが大きな特長です。初めてでも安心な直感的に操作できるアプリから、本格的にコードを書く学習型アプリまでさまざまな種類があります。無理のないレベルから始めることで、楽しみながら長く続けられる学習につながります。
- 本格的なコード入力ができるアプリもあります。
- 遊びながら学べるアプリは、初めてでも安心です。
- 続けるうちに、より高いレベルへ進めます。
- 年齢に合った学び方を選ぶことで、挫折を防げます。
- 子どもの理解度に合わせて無理なく学習が進みます。
成長に合わせて内容を選べることで、無理なく学びを深めていくことができます。
【整備済み品】 東芝 ノートパソコン office 2019 搭载,dynabook R63 13.3 インチ パソコン 第8世代 Core i5 (8250U),16GBメモリ 512GBSSD 軽量ノートPC windows11(マグネシウム合金ボディ1.21KG)
10% オフ【整備済み品】 NEC 15.6型 ノートPC VX ノートパソコン/Windows 11 /MS Office H&B 2019/第8世代 Core i5-8350U / HDMI/WIFI/8GB/SSD 256GB/テンキー
15% オフ【整備済品】富士通 13.3インチ ノートパソコン LIFEBOOK S938【 Windows 11 】【 MS Office2019 H&B 搭載 】第8世代 Core i5 / メモリ 8GB / SSD 256GB /無線LAN/HDMI/WEBカメラ (整備済み品)
15% オフまとめ:小学生のプログラミングアプリでおすすめは?無料?有料どっち?気をつけるべき注意点は?
結論からお伝えすると、子どもにプログラミングを学ばせるには、まずは無料のアプリから始め、本人の興味や理解に合わせて有料アプリや学びの幅を広げていく方法が効果的です。スマホやタブレットでもすぐに使えるアプリが多く、準備がなくてもすぐに取り組めるのが大きな利点です。
最近のプログラミングアプリは、遊びながら学べるように作られているため、学習に苦手意識のある子でも無理なく取り組めます。ブロックを並べてキャラクターを動かしたり、自分で描いた絵を動かしたりする中で、自然と「どうすればうまく動くか」を考える力が育ちます。これは論理的思考、つまり物事の順番や関係をしっかり考える力につながります。
アプリを選ぶ際は、使用する端末で問題なく動くか、途中で課金が発生しないか、また提供元が信頼できる会社かどうかも事前に確認しておく必要があります。せっかく興味を持ったのに「使えない」「トラブルが起きた」となると、学ぶ意欲が失われることもあるためです。
私自身も子どもにプログラミングを学ばせたことで、日常生活の中で「考えて工夫する力」が確実に育ったと感じています。こうした力は今後の日本を支える大切な基礎になります。しかし今の日本の教育現場では、まだプログラミングに関する取り組みが十分とは言えません。だからこそ、家庭から始める一歩が、未来を変えるきっかけになると信じています。


当サイトでは、小学生へプログラミングを学習させたいと考えている親御さん向けに、役立つ情報を中立的な立場から提供しています。プログラミング学習の重要性、そのメリットとデメリット、子どもたちが直面する可能性のある課題、そして学習を始めるための具体的な方法について、わかりやすく解説しています。当サイトの目標は、お子さんがプログラミングを通じて論理的思考を養い、創造的な問題解決能力を身につけ、将来様々な分野に進んでも活躍できるようサポートすることです。また、保護者様自身が子どもの学習をサポートするための知識を深めることもできます。